朝一揚羽の心の旅『Eikou-islandギャラリー』

彼是、秋の個展に向けて、作品作りに励んでおります。
中でも、猫の小さな作品けわいっぱい出来たので、取り敢えず、ボードに張り付けました。
此で一先ず、我が工房も、少し落ち着きました。(整理整頓出来ました)  

長月になっても、暑さは残るものの…
自然のあちこちで、秋を感じます。
紅葉も、ちょっと朱くなって参りました。
自宅の玄関先や、中庭では、
先月中旬から、毎晩、鈴虫君やコオロギ君達の合唱を聞かせてもらっております。

少し歩を遅くして見れば…秋をあちこちに見つけられそうです。  

私は90歳の母と暮らしております。年相応な状況ですが…
私は母にとって、まだまだ子供…
自宅で、私が仕事(作品作り)していると…
あれこれ目に付いて…世話をやいてくれます。

私も嬉しく、母のリハビリのつもりで、
粘土の捏ねをお願い(任せて)しております。
まだまだ元気な母で、嬉しいです。  

ちょっと、いたずら心で、
お地蔵さまに髪の毛を生やしてみました。
お釈迦さまのような螺髪(らほつ)です。

元のお地蔵さまは…

螺髪が似合いそうですが…
やっぱり、お地蔵さま、ごめんなさい…

テーマは
「炎の中の仏さま」です。  

毎日暑い日が続いております。
私の作品作りも、その暑さが念頭にあり、
六日前から作っているこの作品に、めらめら燃える炎を描いてしまいました。

作り始めの頃には、考えもしなかった風景です。この世の中、人も物や自然、動物等々全て「諸行無常」の譬えのように変化しているように感じる毎日です。
今回間近にうつろいゆく自身を見ました…  

昨晩、作品作りをしていたら…

完成が揚羽蝶でしたが…

この日初めて…

思うように出来なくて…

完成間際に…

揚羽蝶を、粉ね直して…

暫く無心にコネて…

手が動くままに任せていたら…

私が大好きなお地蔵さまになってしまいました。