2022年08月11日
真夏のあまり恐くない怪談②

私は27歳の冬、臨死体験のような事を経験致しました。
私はその二日前から、扁桃腺と口内炎と親知らずの歯を2本腫らしてしまい…市内の病院で、抗生剤と解熱鎮痛薬を頂き、自宅に戻って飲みました。
飲んで直ぐに床につき、
一時間後に尿意で目が覚めて…トイレに直行!
でも、尿意あるもののおしっこは出ません。
そればかりか、股関節を中心に全身が浮腫と痒みで…備え付けの鏡を見たら…
顔が二倍程に膨れ上がり、フランケンシュタインのような顔になっておりました。
急いで、母と妹が病院に電話して、
即、妹の車で病院に向かいました。
途中30分くらいの道のりで…
息苦しさと胸の激痛がありました。
口から泡が沢山出て、
一番先に、
耳かわ聞こえなくなり、
視野か暗くなり、
テレビに例えれば、ザラザラと砂の嵐にモノは見えて、
やがて、何も見えなくなり…
息苦しさや胸の痛みもなくなり…
無重力の真っ暗な世界に入ったような心地になりました。
あれあれ…僕死んだのかな?
しばらく夢うつつな状態でしたが…
今度は急に、死への恐怖が込み上げまいりました。
神様死にたくありません。どうか、どうか助けて下さいませ…ひたすら祈り続けました。
すると、頭の先が明るくなり、吸い込まれるように…
処置台に裸で寝かされていた自分を真上から見ておりました。
医師や看護師が沢山、私を囲み、様々な処置をしていました。
心臓や身体様々の箇所に注射や管を入れて、沢山の電線や器械がありました。
起きなさい、起きろ!頬を叩かれ度に、
天井から自身の身体に戻りました。
少しすると、天井や真っ暗な世界を行き来しながら…廊下に出ると、泣き崩れていた母と、妹をみました。
この時は、病院で昼間頂いた薬に薬剤アレルギーを起こし、最高血圧15迄になってしまったようでした。
そのあと、二時間後目を覚ました。
二週間入院した後、後遺症もなく、
無事退院致しました。
その時の様子を、入院中看護師さんにお話ししてみますと…
天井から見ていた風景は、全く現実でした。おしまい
2022年08月09日
真夏のあまり恐くない怪談①

私が二十歳の秋、祖父が亡くなりました。享年82歳、私が大学入学で清水から離れて京都に行くことを両親の他、誰よりも悲しく思っていたひとりです。
祖父が亡くなる前、大動脈瘤と糖尿病等で半年くらい、市内の病院に入院治療を受けておりました。
そのような中、時々私の下宿に面会に行きたいとか、煙草が欲しいと…付き添いの祖母や看護師さん達を困らせることしばしばでした。
祖父が亡くなる十日前から、
下宿に遊びに来ていた友人等から、窓からおじさんが見ているとか、誰かこの部屋に居ない?人の気配を感じるとの問いかけが、五人ほどいました。更に私は煙草は嫌いですが、下宿から大学への道則一時間の中で、何回も煙草の自動販売機で自転車がブレーキを掛けたように急に止まります。更に無意識に飲みもしない煙草を購入していた自分がありました。
しかし、今考えてみれば、祖父が生き霊になって私の処に来ていたかもしれません。(祖父の病状や様子は一切知らされておりませんでした)
更に亡くなる当日、急変の連絡をもらいましたが、間に合わず…病院から遺体になった
祖父を夜中12時過ぎに会いました。
死後四時間経過しておりました。白いハンカチをとって、祖父の顔を見ると…
うっすら眼を開けて、暫く私を見てから、
また眼を閉じました。
更に、火葬の日(死後5日)ですが、
最後のお別れの際、
あの時と同様、
私を眼を開けて、見てくれました。
あれから37年
祖父はあの世で何をしているのかな…
煙草の自動販売機を見る度に祖父を思い出します。